この記事は2022年のコラムです。
2020年3月、新型コロナウイルスの感染が広がり始めた頃、「こんな時期に…何故?」と言われながらオープンした女性向け風俗店Ka-Rent。
あれから2年が経ち、開店当時を振り返ると同時に、衝撃的だった売上額を公開します。
個人事業主として風俗業界の渦中で迎えた2周年の意味と、セラピストとともに歩むKa-Rentの未来について考察します。
コロナ禍の中、2020年3月に開店したKa-Rent
2020年3月、新型コロナウイルスの感染が広がり始めた頃、多くの人から「こんな時期に…何故?」と言われながら、Ka-Rentはオープンしました。
あれから2年が経ち、開店当時が懐かしく感じられると同時に、まるで昨日のことのように思い出されます。
今回は、恥ずかしながらも開店当時の売上をご紹介したいと思います。
他店には見られたくない恥部ではありますが、Ka-Rentの歩みを知っていただく上で重要なエピソードだと考えています。
開店から2ヶ月間の衝撃的な売上額
Ka-Rentは2020年3月30日にオープンしましたが、その月は2日間の営業で売上はわずか11,000円。
4月は営業自粛の影響で8日間の営業となり、売上は再び11,000円という結果に。
5月は145,000円、6月は156,910円と、毎月ド派手な赤字を叩き出していました。
上記の数字はあくまで売上であり、粗利はご想像いただければと思います。
よくKa-Rentを辞めなかったなと、自分の諦めの悪さを褒めてあげたいレベルです。
固定費の重圧とKa-Rentを続ける原動力
こんな低い売上でも、事務所の家賃や広告掲載費など、固定費の支払い期日は容赦なく毎月やってきます。
貯金も底をつきそうになるほど大変な状況の中、それでも「頑張ろう!!」と思えたのは、こんな時期にも働いてくれるセラピストと、Ka-Rentを利用してくださるお客様がいたからです。
諦めずに続けて良かったと実感する今
あの時、Ka-Rentを諦めずに続けて本当に良かったと、今は心からそう思っています。
2年前の自分に一言伝えられるとしたら、「衝撃の赤字に悶絶していると思うけど、Ka-Rentを続けなさい」と言いたいですね。
個人事業主の厳しい現実と風俗業界の渦中で迎えた2周年
突然ですが、個人事業主の廃業率をご存知でしょうか?中小企業白書によると、
- 1年で37.7%
- 3年で62.4%
- 10年で88.4%
が廃業しているそうです。
約4割が1年以内に廃業し、2年で約半数、10年後まで生き残れるのはたった1割という現実。
風俗業界に置き換えると、もっと厳しい数字になるかもしれません。
開店閉店の多い風俗業界で迎えた2周年
開店するお店、閉店するお店が共に多い風俗業界の渦中で、Ka-Rentが2周年を迎えられたことを心から嬉しく思います。
Ka-Rentを立ち上げたのは私ですが、本当の意味でお店を作り上げてくれているのは、在籍してくれているセラピストの皆さんだと感じています。
退店したセラピストにも、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
セラピストとともに歩むKa-Rentの未来
Ka-Rentの今があるのは、セラピストからの
- 「これやってみたい!」
- 「あれやってみよう!」
- 「こうしたらどうかな?」
といったアイデアを形にしながら、試行錯誤を重ねてきた結果です。
これからも、トライ&エラーを恐れずに挑戦し続け、より良い方向へと進化させていきたいと考えています。
10周年を目指して、お客様とともに歩む
10年後まで生き残れるのはたった1割と言われていますが、Ka-Rentは10周年を目指して頑張ります!!
これまでKa-Rentを支えてくださったお客様、励ましてくださったお客様のおかげで、この2周年を迎えることができました。
これからも、お客様とともに歩み続けられるお店でありたいと心から願っています。
お客様とセラピストへの感謝を込めて
改めて、Ka-Rentの2周年は、お客様とセラピストの皆さんの支えがあってこそだと実感しています。
厳しい状況の中でもKa-Rentを利用してくださったお客様、働いてくれたセラピストの皆さんに、心から感謝申し上げます。
これからもKa-Rentをよろしくお願いいたします
Ka-Rentは、お客様とセラピストとともに作り上げていくお店です。
これからも、皆様の声に耳を傾け、より良いサービスを提供できるよう尽力してまいります。
3年目のKa-Rentにも、変わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2周年を迎えられた今、改めて初心に立ち返り、「女性のための風俗店」としてお客様に寄り添っていく所存です。
今後ともKa-Rentをよろしくお願いいたします。